ドライアイスの危険性―某大学で実際に発生した酸素欠乏事故から学ぶ安全対策

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葬儀社などでドライアイスを使用することは一般的ですが、実際にはその取り扱いに細心の注意が必要です。

先日、某大学(徳島大学)で起きた悲しい事故は、私たち葬儀関係者にそのリスクを改めて認識させる出来事となりました。
2025年10月20日、某大学の薬学研究科が入る研究棟の低温培養室にて、特別研究学生の男性(27)が意識と呼吸がない状態で倒れているのが発見され、その場で死亡が確認されました。死因は酸素欠乏によるもので、口や鼻から出血があったものの、目立った外傷はなかったと報告されています。低温培養室は通常、4度に保たれた密閉空間で臓器や試薬などを保管する施設です。


事故の背景には、前日に行われた計画停電が関係していました。停電により室温の上昇を防ぐため、18日午前から約31キログラムのドライアイスが低温培養室内に搬入されました。問題は、このドライアイスの設置が、実際に亡くなった学生が所属する研究室の学生や教員には周知されておらず、大学側も把握していなかったことです。ドライアイスは二酸化炭素を放出しながら昇華するため、換気の不十分な密閉空間では空気中の酸素が急激に減少し、非常に危険な状況となります。


警察も、ドライアイスから発生した二酸化炭素の影響で酸素欠乏に陥ったことが直接的な死因であると見て捜査を進めています。大学側は、「今後このような痛ましい事故を二度と起こさないよう、組織全体で安全管理を徹底する」と記者会見で述べています。

葬儀社の現場でも、ドライアイスはご遺体の保全など幅広く使われていますが、密閉空間や換気の悪い状態で扱うことは絶対に避けなければなりません。特に狭い部屋や車内などでは、ドライアイスの扱いひとつで命に関わる危険が潜んでいます。

このような事故を未然に防ぐためにも、ドライアイスを取り扱う際には「酸素欠乏のおそれがある」「十分な換気を必ず行う」「複数人で状況を確認し合う」など、基本的な安全対策を徹底しましょう。普段慣れている業務の中にも大きなリスクが隠れていることを、改めて意識することが大切です。

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